東京ー欧州を新幹線で結ぶ計画
1992年10月に、日本の天皇・皇后の両陛下が史上初めて中国をご訪問された時に、
日本・中国の友好交流記念会議が北京で開催され、私もこの記念会議に参加して、
私の夢「東京ー北京を新幹線で結び、その後出来れば欧州まで延長する」
として提案し、皆さんの賛同を得ました。
中国では、その後国内の新幹線網計画がスタートし、将来日本と新幹線・高速道路で結び、
パスポート無しで、自由に安心して楽しい旅が出来るような時代にしようと固い約束をして、
そして現在に至っています。 (提案者:木村誠次氏:Mr.seiji kimura)
私の夢「東京ー北京を新幹線で結ぶ」の提案経緯
1、1991年(平成3)に「日本中国友好協会」(現・会長:加藤紘一自民衆議院議員・元同幹事長)で「これからの日中関係に望むこと」のテーマで
全国的に提案募集がありこれに応募しました。(1992年に天皇・皇后両陛下が史上初めて訪中する事を受けての動きの一つでした)
提案テーマは、 私の夢「東京と北京を新幹線で結ぶ」 であった。
この提案の下地は、今から39年前の1972年(昭和47)に田中角栄総理大臣が誕生した頃、小生(29歳)は当時十年近く考えを温めていた事を直接、田中首相に「日本の国際化について」として手紙を出し提案しました。そして間もなく田中首相(総理官邸)から「国政の参考とさせて頂きます」と直筆の返事が届きました。その後、田中首相により日中国交回復がなり、小生も日中友好に何か出来る事がないかと、それ以来考えていた事柄の一つでありました。
2、訪中して提案するに当たり、その心構えの一環として事前にご相談した方々
清岡瑛一氏、(福沢諭吉先生のお孫さん、元慶応義塾大学教授、元ハワイ大学客員教授)
「私の祖父、諭吉もそうであったように、最初はいろいろ批判や、妨害はつきもの、しかし、貴方の提案は歴史的にも正しい
事であり、自信を持って生きている限り、実現するまで言い続けなさい」と力強く励まされました。
中江要介氏、(外務省アジア局長として、日中平和友好条約などを手掛けた。ユーゴ、エジプト、中国の各大使歴任し、退官後、前三菱重工顧問)
「大変良い考えです、是非立派に、正々堂々と提案して来て下さい」と勇気付けられました。
古川万太郎氏 (元日中友好協会全国本部副理事長、都日中友好協会顧問、流通経済大学講師、元朝日新聞社研究員、「日中戦後関係史」
「近代日本の大陸政策」など著書多数)、当時歴代総理(岸総理以降)から中国政策について相談を受けた第一人者であった。
「提案文等の選考委員会の中心人物として活躍されていて、小生の提案文の採用も含まれていました。」
訪中前にいろいろとご指導を頂きましたが、しかし提案文の修正等は一切ありませんでした。
西園寺一晃氏(西園寺公一氏(民間大使)の長男、都日中友好協会副会長(会長代行)、工学院大学孔子学院学院長、北京大学客員教授、
元朝日新聞研究員)
「良い提案です、しっかり提案して来て下さい、応援しています」
酒井誠氏 (平山郁夫氏、前日中友好協会会長の秘書兼協会事務局長、(財)文化財保護・芸術研究助成財団参与、都日中友好協会副理事長)
「良い提案です、頑張って来て下さい、力を合わせて実現しましょう」
尚、他多数の方々のご指導ご鞭撻がありました。
3、当時の政治状況
日本 中国 韓国
(1991.11~1993.8) (1988.4~1993.3) (1987.~1993)
4、関連・関係その他団体等
日韓トンネル研究会 ベーリング海峡トンネル
英仏海峡トンネル (米国~ロシア)
大東亜縦貫鉄道 六カ国協議
アジア横断鉄道 共通歴史教科書
アジアハイウエイ1号線 (日・中・韓 日・韓)
弾丸列車計画 2025年 JR東海(東京―名古屋 リニア)
日韓海底トンネル推進議員連盟 (日本の国会議員有志、自民・民主・公明・社民・国民新党)
夢実現21世紀会議 (議長 麻生太郎総理)の中の「国づくりの夢実現検討委員会」で検討されているテーマの一つ。
5、今後の課題
六カ国協議の行方(日朝国交回復)
日本・米国・中国の力学と世界の動向が重要となる。
以上
私の夢「東京ー北京を新幹線で結ぶ」の歩み
現在~2008年
2013.04.03:対馬が「日韓海底トンネル」早期建設を国に要望
2011.06.30:北京ー上海高速鉄道(中国版新幹線)が30日、開業した。 「日本経済新聞}
2011.05.27:リニア中央新幹線、国交相がJR東海に建設指示 「読売新聞」
2011.03.11:[3.11]東日本大震災発生
2011.02.28:日韓トンネルプロジェクト、北大名誉教授:佐々保雄監修「日韓トンネルプロジェクト」 「神風カムイblog」
2011.02.21:北京ー上海高速鉄道、時速400km走行試験始まる 「毎日中国経済」
2011.01.31:中国、最高時速1,000kmの真空リニア開発へ 「人民日報・日本語版」
2010.11.15:北京ー上海を結ぶ「京沪高速鉄道」全線貫通、来年10月に開通へ 「人民日報・日本語版」
2010.10.13:リニア新幹線、「直線」で決着へ、・・国交省審議会 「yahooニュース」
2010.10.07:日韓トンネル名護屋調査斜坑工事中・・・日韓トンネルの入り口確認 「日刊ゲンダイ」
2010.08.10:リニア新幹線、始発は品川駅・・・JR東海方針 「yomiuri online」
2010.06.02:東国原英夫宮崎県知事「福岡ー釜山に海底トンネルを掘り、新幹線を」 「サーチナニュース」
2010.05.01:中国・上海万博開幕~10月31日まで 「yahoo ニュース」
2009.12.11:ベトナムの高速鉄道、新幹線方式を採用 「日本経済新聞」
2009.10.13:リニア中央新幹線は東京ー大阪間を最短67分で結ぶ! 「gigazine」
2009.10.09:韓中海底トンネル構想、ソウルー北京が4時間半に 「朝鮮日報」
2009.06.18:東京ー名古屋リニア新幹線、2025年開業を目指す、JR東海 「日本経済新聞」
2009.05.22:アジア全域つなぐ産業大動脈を!「国際交流会議(アジアの未来)で講演」 「日本経済新聞」
(二階俊博経産相・韓昇洙韓国首相)
2008.11.25:「東京ー北京を新幹線で結ぶ」を講演、都日中常務理事・木村誠次氏 「日本と中国・東京都版」
2008.10.01:ロシア-北朝鮮ー韓国、鉄道連結構想 始動 [朝日新聞」
2008.08.08:北京オリンピック開会式
2008.08.01:北京ー天津高速鉄道が開業 時速350km 「中国新聞社」
2008.07.03:JR東海・リニア新幹線、始発駅は品川駅で最終調整へ 「yahoo ファイナンス」
2008.06.29:アジアーヨーロッパを結ぶ初のコンテナ列車が開通 「人民日報・日本語版」
2008.04.18:北京ー上海 高速鉄道着工 「nifty ニュース」
2008.01.13:北京ー上海高速鉄道、2010年開通へ 「人民日報・日本語版」
2008.01.12:石原都知事、北京五輪開会式に出席へ 「朝鮮日報」
2007年~1992年
2007.11.03:韓・中・日・台が漢字の字体統一へ 「朝鮮日報」
2007.06.14:韓日海底トンネル建設検討 「朝鮮日報」
2007.05.17:韓国・北朝鮮「南北縦断鉄道:56年ぶりに開通」 「朝鮮日報」
2007.04.25:ベーリング海底にトンネル計画 米・ロシア協議ヘ 「CNNニュース」
2007.02.13:韓日歴史共通教材、出版へ 「朝鮮日報」
2002.09.26:中国ルートにロシア危機感(シベリア鉄道連結計画に強敵出現、プーチン大統領) 「朝日新聞」
2001.01.19:21世紀のビッグプロジェクト「日韓トンネル・大林組設計」 「日本経済新聞」
2000.10.21:ASEM鉄道ーアジア欧州会議(森喜朗首相・金大中大統領・シラク仏大統領) 「朝日新聞」
2000.09.24:日韓海底にトンネルを(金大中大統領が提唱) 「日本経済新聞」
1999.06.01:「日韓海底トンネル構想」「霞ヶ関のヒソヒソ話」とは、極東アジア経済圏が誕生する 「週刊play boys」
1993.07.14:中国新幹線を支援(輸銀検討 1000億円を信用供与) 「日本経済新聞」
1993.04.24:北京ー上海に新幹線(中国政府、総工費8000億円 今世紀内の完成を目指す) 「日本経済新聞」
1992.12.25:北京ー上海に「新幹線計画」を発表(中国鉄道省) 「朝日新聞」
1992.10.22:北京飯店にて「日中友好交流記念会議」で「東京ー北京を新幹線で結ぶ」を正式に提案・提案者:木村誠次氏
1992.10.21~25:日中友好交流訪中団に参加訪中する・木村誠次氏(18名)(天皇・皇后両陛下、史上初訪中)
1992.05.11:アジア横断鉄道合意(中央・西アジア・イスラム会議) 「朝日新聞」
1992.02.05:これからの日中関係に望むこと・・・日中友好の新聞「日本と中国」 1面に提案内容が
掲載される。「東京と北京を新幹線で結ぶ」:提案者・木村誠次氏 「日本中国友好協会」発行